データを活かした新たな事業創造

時代の変化や技術の進歩に伴い、カーライフは大きな変化の最中にある。新しい変化の流れを作るべくウェブやアプリを通じたアプローチを行い、カーライフのプラットフォームを構築することがこのプロジェクトの大枠だ。

熊野:サービスステーションで得た情報やコスモ・ザ・カードのお客様情報は、私達にとって大切な財産です。燃料給油用クレジットカードであるコスモ・ザ・カードの導入は当時業界でも先進的な取り組みで、サービスステーションにおけるマーケティングとしては画期的でした。既存のお客様との接点・データを活かしどのように新たな価値を創出するかがプロジェクトのテーマでした。

顧客情報をより効果的に活用するとともに顧客基盤をさらに拡大させていくために立ち上げたのが、「カーライフスクエア」というアプリだ。

熊野:このアプリを通じて、コスモはお客様のカーライフを総合的にサポートしていくことができます。カーライフスクエアのアプリをダウンロードすると燃料油やカーケアのクーポンが届いたり、お客様一人ひとりのデータに応じた給油タイミングをお伝えしたり、アプリ上で見積りから決済まで完了できる車検サービスなどを利用することができます。

戦略の構想を練り、収益へ繋げる

過去に縛られず時代の変化を先取りする。コスモは、新たな挑戦をためらわない。

熊野:ただアプリを開発してコンテンツを充実させれば、収益が上がるというわけではありません。どのような戦略を実行すれば収益に繋がるのかを考え、トライアンドエラーを繰り返しています。

確かにアプリのダウンロード数だけを伸ばすのであれば、特典付与などの方法で簡単に数字は伸びるだろう。どのようなところに難しさがあるのか。

熊野:デジタルとリアルを繋げることが最も大切です。マーケティング戦略もシステムも最終的に現場でお客様への価値に繋げられなければ意味がありません。プロジェクトチームは、私も含めて現場での営業を経験していて、リテールに詳しいメンバーが集結しています。お客様や現場で実際にお客様に提供する特約店の方たちの意見を聞きながら、試行錯誤の連続です。

最速で最善の一手を打つ

めまぐるしく変わるカーライフの状況を見極め、最速で最善の一手を打ち続けなければならないスピード感と緊張感。これは大きなやりがいを感じる環境だ。

熊野:このプロジェクトは、コスモの中で小さいベンチャー企業を経営しているような感覚があります。スタートアップベンチャーと違って顧客基盤はしっかりしていて新たな事業を創り出す舞台は整っているので、中身を作り変えている感じですね。

主体的かつスピーディーに動けなければ新しい事業を立ち上げる事など出来ないだろう。コスモは少数精鋭だからこそ、そのような環境を用意できている。

熊野:しっかりとした顧客基盤がある中で、スタートアップのように事業を創り出していける会社ってなかなかないのではないかと思います。コスモは、すごく部署間連携がスムースで協力的な風土がある会社です。部署を横断して全員でプロジェクトを動かしているという実感も強いです。これからも、よりお客様が楽しめるコンテンツや還元するプログラムなどを提供できるように頑張っていきたいですね。

一人ひとりにとって最適なサービスを届ける

コスモが目指すのは、お客様の「カーライフ」をより充実させること。アプリをダウンロードすれば、お客様一人ひとりが必要とする情報をキャッチアップできるサービスが受けられる。

熊野:石油会社が社会に提供できることの可能性はまだまだ広がっていくと思いますし、意志を持って広げていかないといけないと思います。給油という接点をスタート地点に、私たちはどのようにお客様のカーライフを豊かにしていけるか。アプリを通じて扉を開けたということは大きな一歩だと思います。

アプリの導入によって、サービスステーションでの直接的なコミュニケーションが多くなれば今まで限定的だった繋がりが拡大され、お客様の特性に応じたサービスを提供する事が可能になる。

熊野:まだまだ未完成な部分も多いアプリですが、カーライフスクエアというサービス名に込められた「カーライフに関することが集まる場所」という思いを実現していきたいですね。

※本記事中に記載の肩書きや数値、固有名詞や場所等は公開当時のものです。