多様な人材が集まるコスモ

高橋:私は大学時代は地質の研究をしていて、最初の頃はエネルギー開発に興味を持っていました。ただ、就職活動をしているうちに、いろいろな仕事に興味を持つようになりました。コスモの事務系基幹職であれば、エネルギー開発にも関わりながらさまざまな職種を経験できると思い入社しました。

金子:私は大学時代から今の仕事に関連するような資源開発の勉強をしていました。資源に乏しい日本がどう資源大国に立ち向かっていくか、ということがずっと自分のテーマとしてありました。世界全体としても資源が枯渇していくなかで、「技術」を磨き、どう活かすかということを仕事にしたいと思ってコスモに入社しました。

亀山:私はそもそも「営業」という仕事に興味を持って就職活動をしていました。「何を扱いたいか」を考えていた時に、石油に出会いました。さまざまな産業を動かす石油というものの影響力の大きさ。シンプルに「かっこいい」と思ったんです。同じ会社で働いているのに志望動機とか全然違いますね、私たち(笑)。

高橋:確かに全然違う。キャラクターも全然違う(笑)。

亀山:「入社の年代ごとに色がある」と言われたりしますけど、19年度入社の29名は「自由」で「多様」な年代かもしれないね。みんな仲はいいと思うけれど、馴れ合いでもないし、たまに研修とかで会うとお互いに刺激をもらう感覚です。「負けてられない!」という刺激です。

入社後に感じたコスモらしさ

高橋:入社してからコスモらしさとして感じるのは、チームで仕事をするという感覚ですね。自分の所属している部署の性質上かもしれないですが、コスモグループ全体の方針に関わってくるところなので、自分1人で決めて進めるというよりも、しっかりみんなで議論してチームとして進めていくという感じです。

亀山:私のところは、「少数精鋭」というのを肌で感じますね。実際、営業5人で全国を担当しています。当然チームとしての方針は共有していますが、それぞれの営業が主体となって、担当するお客様と仕事を進めていきます。当然大規模な取引もありますので、価格や数量の判断をまずは自分が考えるという状況は、改めてすごい裁量権を持って仕事をしているな、と感じます。

金子:すごいね。入社してすぐに大きな裁量権って戸惑わなかった?

亀山:正直、最初はめちゃくちゃしんどかった。配属直後から自分がお客様に電話をして、交渉をして、というのがいきなり始まったので、「ちゃんとしなきゃ」というプレッシャーを自分で勝手に感じちゃって。グループ長にサポートしてもらいながら、なんとか食らいついて仕事してるって感じだった。でも、お客様から「1年目なの!?」って驚かれたり認めてもらったりする中で、自分の成長を感じられるので苦しいながらも楽しみながら仕事ができていると思う。

金子:私も配属直後からいきなり大きなプロジェクトにアサインしてもらって。右も左もわからないような状況でしたけれど、先輩がこちらの意図を察し的確かつ丁寧な指導をしてくれて。本当にありがたかったですね。仕事をしながら、油田についても詳しくなっていけている手応えがありました。仕事量としては多かったと思いますけれど、全然苦にならなかったですね。

確かに感じる自らの成長

高橋:入社した直後と今では、コミュニケーションに対する意識が変わりました。仕事を通じて、グループ内の多くの人と話す機会が多いので、相手によって「何をどう伝えればいいのか」ということに対する解像度が高まったと思います。立場によって見えていること、考えていることも違うので、みんなに同じ説明をするのではなく、それぞれの人の立場に立ってどんな情報があれば役立つのかということを意識するようになりました。「たくさん話すこと」とか「明るいこと」がコミュニケーション力ではなくて、さまざまな相手にとって「伝わりやすく伝える」ことがコミュニケーション力だと学びました。

亀山:いいこと言ってる!私は、「なんとかなる」という自信というか「なんとかする」という姿勢が身についたと思います。上司や先輩には今も助けてもらっていますが、やっぱり自分が担当としてお客様と向き合う上で2年目だろうと10年目だろうとお客様には関係ない。大規模な取引でも、大手企業との緊張感の高い取引でも、「やればできる」という経験を積んでこれた、積ませてもらったことが大きいと思います。

金子:私には海外にある油田の現場で監督の仕事をするという目標があるのですが、そのために必要な経験ができているという手応えがあります。開発というと技術的な仕事のイメージがありますが、実行していくためには、予算であるとか関係会社との連携であるとか、技術を磨く以外にも大切な仕事がたくさんあります。実際に、開発に使う器具の購入とか、輸送に使う船の価格交渉だとかタフな交渉の現場も経験させてもらっていて、海外で監督として仕事をするために必要なスキルというものを早い段階から学べている感覚です。

亀山:ほんとに、同じ会社で働いている同期なのかと思うぐらい学んでいることもみんな多様(笑)。

自分の手で大きく広げていく未来

亀山:今後の自分というところで言うと、今携わっている「船舶」という領域のプロフェッショナルになりたいですね。今は営業を担っていますが、営業の仕事をすればするほど供給についてももっと勉強したいという気持ちが湧いてきます。どれだけ生産するかによって、供給も変わるし価格も変わる。その先にいるお客様のビジネスにも大きな影響がある。1つの職種でずっとやり続けるというよりも、分野におけるプロフェッショナルになりたいという気持ちが強いです。

高橋:私は、ITという仕事をしているおかげでマーケティングなど他の分野についての興味が湧いています。ITということを基軸にもっといろんな分野にITの力を活かせるという感覚があります。もともと、いろんな仕事に興味を持ってコスモに入社をしましたが、実際に仕事をしてみるとコスモの中に色んな仕事・キャリアの可能性があることを感じます。

金子:私はとにかく今の仕事を極めたいです。今は石油だけじゃなくて、いろんなエネルギーが注目されていますが、やっぱり石油が持っている可能性はとてつもない。技術を磨くことによって、石油開発の可能性はもっともっと広げていけると信じています。コスモはOil&Newというスローガンを掲げていますが、まさにOilのど真ん中で仕事をしたいと思います。

亀山:わかる。石油って、かっこいいんだよ、ほんとに。産業を支える力になれる。

金子:石油開発って、ほんとにやりがいのある仕事なので、ぜひ就職活動をしている学生の皆さんにも、会って仕事の魅力をお話したいです。会社を超えた業界の繋がりもあって、「日本からよりよいものを」という志にあふれた業界です。

高橋:熱いね。学生の皆さんにはぜひ自分のバックグラウンドにとらわれず、やりたい仕事を探してほしいと思います。地質の勉強をしていた自分はITの仕事をしています。大学で学んだことの本質は仕事に活かせていると思いますし、可能性を狭めずに色んな仕事を見てみるのがいいと思います。

亀山:就職活動で色んな人に会ってみるのが大事だと思います。やっぱり会社によって大切にしていることには違いがあって、それは働いている人と会うと感じ取れると思います。たくさんの人と会って、それぞれの人が大切にしていることを感じて、自分が大切にしていることと繋がる人たちが働いている会社を選ぶのが大事だと思います。

※本記事中に記載の肩書きや数値、固有名詞や場所などは公開当時のものです。